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【宮下奈都さん著】「ふたつのしるし」を読んだ感想

この記事では宮下奈都さん著「ふたつのしるし」を読んだ感想を紹介します。

ハッピーエンドでした!  

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アリの行進に夢中な温之(ハルユキ)

蟻の行進が大好きな男の子がハルで、周りと違っていてもそのことは気にしていなくて、気にしていないというか周りの事は見えていない様子。

中学のときは地図ばかり見ていたというけれど、勉強とかどうしてたのかなぁと気になりました。いじめられていると勘違いされていじめにあったのも中学の時。唯一の友達、健太がいじめっ子を殴って成敗してくれた。健太かっこいい~!味方がいるってとても安心だと思うけど、ハルはそうでもない様子で、本当に不思議。健太もそれを受け入れている感じでいいなぁと思いました。

ハルは高校の時に母を亡くして旅に出る。送り出す父にも驚きました。止めないのか!と思ったけど妻をなくして正気ではないのだなぁと思いました。ハルは茨城にたどり着いて夜の仕事をしている若い女性に拾ってもらう。(遥名とは違う女性でした。その女性の続きがとても気になったけど続きは書かれていませんでした)

なんだかドラマぽくって引き込まれました!

 

遥名(ハルナ)のこと

遥名は小さいころから周りを気にして育つ。かわいい声を作ってバカっぽくしゃべるとか、そんな計算してるの?すごいなぁと思いました。女の子ってそうだったっけ?大勢の中に紛れていることに徹して目立たないように目立たないように生活しているけれど本当は目立ちたい、特別扱いされたい!の裏返しなのかも?と思っちゃいました。

校外学習でホテルでのナイフとフォークの使い方とウミガメのスープの話を支配人がしていたと書いてあったけど、どうしてもイメージがわかなかったです。ウミガメのスープってどんなん?って思いました。

その後、遥名は良い大学を出て、良い会社に就職。

遥名は普通じゃないようでごく普通の女の子な気がしました。

女の子ってもともと何考えているかわからないし!

 

温之と遥名が出会ったのが震災

2011年3月の震災で温之が会社に遥名を迎えに行って物語が急速に展開していく。迎えに行くっていうのか一方的に温之が遥名を知っていただけなのに、まっすぐな人は迎えに行ったりできるのかなぁ。そしてこれは実話なの?って考えちゃいました。震災はいろんなきっかけが生まれますよね。

さらに時間は進んで二人の子供もでてきます。

すごくほほえましいです!

 

おわりに

アリの行進に夢中なハルがどんな成長をしていくのか読んでいて面白かったです。社会に出て居場所がみつかって本当によかった!

どんな本でもそうかもしれませんが、自分の居場所を考えている人とか、高校生や大学生が読んで将来のことを考えたりできるのかもなぁ、と思いました。

 

 

 

www.marinote.tokyo

 

 

 

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