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大人が「星の王子さま」とその関連本を読んだ感想

「リトルプリンス星の王子さまと私」という「星の王子さま」の映画をアマゾンプライムで見て興味を持ったので原作や絵本を読んでみました。

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「絵本で出会う星の王子さま」を読んだ感想

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絵本の星の王子さまを読んでみました。中身は20ページほどで詩人の工藤直子さんが訳した絵本です。表紙裏のイラストがとってもかわいらしいです!でも、絵本の中にはこの絵の内容は書かれていません。飛行士が出てこないのです。でもこの絵のおかげで大蛇ボアやヒツジにも出会うことが出来ます。

「星の王子さま」(稲垣直樹訳)を読んだ感想


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原作は思ったほど長くなくてすぐに読み終わる長さでした。絵本では書かれなかった「ゾウをお腹に呑み込んだ大蛇ボア」の話で心をつかまれて一気に読みました。映画には出てきていない惑星もあって、面白かったです。

心惹かれたところ

・大蛇ボアの話や、箱に入っているヒツジ

・酒飲みは恥ずかしい思いを忘れるためにお酒を飲んでいる

・王子がキツネに遊ぼうよ、と誘っても「なじみになってないから遊べない」と断る

(映画では「なついてない」から遊べないって言ってた)
・いちばん大切なものは目に見えないんだ
・僕の星はとても遠くて体を運べないんだ

などなどですが、翻訳の方によって少しづつ選んでいる言葉が違うことが分かりました。キツネと仲良くなる前の会話は「なじみになる」「なついていない」「飼いならす」などの言葉が使われているのが印象的でした。

他にも、フランス語には複合過去、単純過去、半過去、大過去、前過去、単純未来、前未来があるようで、原作を訳すのはとっても難しいんだろうなぁと感じました。

 

関連本のひとつ「星の王子さまとサン=テグジュペリ」

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「星の王子さまとサンテグジュペリ」という本は「星の王子さま」についてや、サン=テグジュペリさんについて書かれている本です。作家さんやライターさん、エッセイストさんなどが書いている本です。この本を読むと「星の王子さま」の背景が良く見えてきます。

星占いなどで有名な石井ゆかりさんが書いていた中では、王子のバラについて深く掘り下げられて書かれていて、私も考えさせられました。

王子が毎日お水をやって育てたバラは大切な「私のバラ」で、通りすがりの庭にバラが5千本咲いていてもそれは「私のバラ」ではないということ。「私のもの」と「誰かのもの」は私の内側から認識されている。世界は私たちの内側からできているということ。

星の王子さまが住んでいる星と私たちが生活している環境とではそんなに変わらないという話にもそうだなぁと納得させられました。

サンテグジュペリさんについては驚いたのは 飛行士だったことです。私は何も知らなかったので星の王子さまが実体験に基づいているとは思ってもみませんでした。バラを大切な女性をイメージして書かれていたり本当に自分の経験から書かれている本なのだと分かりました。

おわりに

私は映画で星の王子さまを見てから原作を読んだのでとても楽しめました。さらにサンテグジュペリさんについての本を合わせて読むことで理解が深まって原作を読んだだけでは得られない背景を知れてよかったです!星の王子さまは色んな関連本がでているので機会があったらぜひ読んでみてください!