【宮下奈都さん著】「メロディ・フェア」を読んだ感想
この記事では宮下奈都さん著「メロディ・フェア」を読んだ感想を紹介します。
お化粧品売り場の女性が主人公です!
新人ビューティーアドバイザーの日常
お化粧売場の美容部員さん、ビューティーアドバイザーのお姉さんはこういう感じで働いているのかぁ。いつも笑顔を作りながら違う事話しているんだ!って、ドラマを見ている感じで風景が浮かびながら読みました。
主人公は大学を卒業して田舎に帰ってきてモールに入っている化粧品屋さんの美容部員として就職。同じ化粧品屋さんでも、モールとかのショッピングセンターよりデパートで働きたかったとか、なんかすごく分かります。
配属先には凄腕の女性がいて、凄腕の先輩っていうから厳しいのかと思ったけど仕事のできるママさん。でも悩みも少しはある感じ。お惣菜やの噂好きのおばちゃんがいたり、女の人の働く様子が見れます。
私は化粧品屋さんのお姉さんのお化粧っていつもビシッとしていてファンデーションも崩れている人を見たことがないのですごいなぁと思っていました!
幼なじみとの再会
メロディ・フェアの音楽が流れる17時20分にいつも現れて、化粧品フロアを堂々と歩く女性。顔は厚化粧よりも濃い、年齢不詳の女性。
それが幼なじみの女性だったのです!驚き!!小学3年生の時まで毎日一緒に遊んでいたとしても、私なら覚えていないと思います。
この幼なじみが世界征服を望んでいるというのがおもしろくてかわいいなぁと思いました。実際にいたら、違う事を思うのかもしれないけれど。
世界を征服するってどんな気持ちなんだろ~?
女三人家族
主人公の結乃は母と妹の珠美と3人で住んでいる。お化粧が嫌いな妹。タイミングを見計らって、心に引っかかっている気持ちとか話をしたいと思っているけど、つい、喧嘩になってしまう。
女性3人で譲り合ったりしないで、好きなことを言い合っていたら喧嘩はたえなそうだなぁ。本当に嫌っていたら、一緒には住めないだろうから仲は悪くはないんだろうけど女性って何を考えているか自分でもわからないときってあるしね。
妹にメイクをしてあげる様子は映像で見て見たいなぁ、と勝手に思ってしまいました。
メイクの力はすごい~!
おわりに
口紅ってすぐ減る人と減らない人いるよね。私は減らない方。
今では年下の若いお姉さんにお化粧をしてもらうときもあるけど、私は気を許している人でないとお化粧してもらわないタイプです。
ビューティーアドバイザーのひとの日常が少し見れておもしろい本でした!