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【宮下奈都さん著】「田舎の紳士服店のモデルの妻」を読んだ感想

この記事では宮下奈都さん著「田舎の紳士服店のモデルの妻」を読んだ感想を紹介します。

 

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田舎の大人も本気で参加の合同運動会

夫がうつになった。妻は子育てに忙しく、夫の様子に全く気が付かなかった

東京で育った妻は受け入れ難かったが、夫が田舎に帰って家業を手伝いたいという申し出に従うしかなかった。

夫の田舎では、小学校と自治会の合同運動会が毎年あって、大人も本気で競技をするお祭りが開催されている。夫と梨々子は夫婦で2人三脚にでることにした。結果は6組中5位。それから毎年本番までに夫婦で公園で練習をするようになって順位をあげている。

そのころから義父の幼なじみが経営している「メンズショップ竹内」のチラシのモデルを年1回ほどやるようになった。

 私は、走るのがとっても遅いので運動会は嫌いという思い出しかありません。大人がでる運動会があったら行かないと思います。でもきっと出場したら楽しいのかも、とも思いました。見るだけよりできなくてもやって見る方が楽しいしね!

元アイドルとの密会

東京のママ友とメールをしあう仲になって、梨々子が東京にいないからか、愚痴とかのはけ口になってしまい、知りたくない内容の事も送られてくるようになった。

夫の事もあり、精神的に病んで帯状疱疹がでたりもしていたときに、子どもの事で先生に呼び出され、もうどこかへ行ってしまいたいと思って衝動的にバスに乗って遠くまで来てしまった。そのときに若い時に好きだったアイドルグループの中でもあまり印象に残っていなかった人と偶然の出会いをして、よからぬことを考えていたところを救われる。お茶をするようになる。

そんな夢みたいなことってある??小説だからか、と思う事にしました。芸能人とお茶したりなんてすごいなぁ。芸能人ってそこらへんを歩いているわけじゃないよねぇ。いいなぁ。

想像するだけは自由だからね!

隣の住人は作り笑いをしない看護師

隣に住んでいる塩原さんはめったに笑わない人。噂話のをしていた本人に会ってもポーカーフェイスでいられる。本当に楽しいことでしか笑わない。「主役をやりたい人に合うかわからないけど」と、看護師をしている塩原さんに病院のボランティアを勧められて、梨々子は自分のために参加するようになる。地域とも自分から関わっていくようになっていった。

私自身は、作り笑いを頻繁にしていると思う。家族以外の人といる時は特に。働き始めてからだと思うけれど。塩原さんは人にどうみられているとか考えることがあんまりないのかなぁ。それかどう見られても良いってことかなぁ。どっちにしろ、とても羨ましいし、かっこいいと思います。私は人の目ばかり気になるから。誰にも見られてもいないのに!

やだ~逆にはずかしい!

おわりに

アイドルの話は実際にはなさそうだけど、実話っぽいところもあって楽しく読みました。「そんな人だと思われたくないから言い方を変えて言ってみる」とか、私も無意識にやっているであろうことを文字となって読むと頭の中ってめまぐるしくいろんなことを考えているよなぁと思いました。

夫の紳士服店のモデル卒業の日は心からの笑顔が絶えなかっただろうなぁと私も幸せな気分に浸れました!

 

 

 

 

 

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