「すてきなあなたに よりぬき集」を読んだ感想
なんてかわいい表紙なんだろう!と思ってたまたま図書館でみつけました。そしたら、私が大好きなミナ ペルホネンの、皆川 明さんが装画と本文のイラストを描いていました!うれしい🎵
「すてきなあなたに」とは
「暮しの手帖」という雑誌のエッセイを集めて本にしたもので、今回読んだ本は「よりぬき集」なのでよりぬきではない「すてきなあなたに」もたくさんでています。
著者は大橋 鎭子(おおはし しずこ)さん。内容は、普段の生活のなにげないことが書いてあります。たとえば、街で見かけた人のお話やそのとき思った事、庭に植えてた野菜のお話、お友達とご飯に行ったお話、おいしかった物のレシピなど、毎日の生活で誰かが遭遇していそうなお話がほとんどで、ひとつひとつのお話は短いです。短いのにとても品があって、丁寧なくらしをしている様子が想像できて、とっても素敵だなぁと思いました。
短いので毎日少しずつ読むこともできます。
そして、1月の章から12月の章まであって、月ごとにまとめられています。
寝る前に読む本としてもよさそうだね!
「今日が私の一生で、いちばん若い日」
九月の章に書いてあった、「列車の中で」という題に出てくる言葉が心に残っています。それは列車の中で偶然となりに座った方とお話をするうちに教えてもらった言葉で、「今日が私の一生で、いちばん若い日」です。
なるほど!そりゃそうなんです。でも、なんだかうれしくなる言葉だなぁと思いました。一日一日、日々歳をとっている、という感覚でいたので明日の自分からみたら今日の自分は1日若いことになることがうれしかったです。未来の視点から考えるって素敵ですねぇ。
明日のわたしが今日のわたしにアドバイスすることもできるねっ!
「お見舞いにはおしゃれして」
これは、覚えておきたいなぁと思ったお話です。
家族が入院してしまった時にはおしゃれをしてお見舞いにいきましょう、というお話です。入院している方はお見舞いに来る人を楽しみに待っています。毎日同じ格好や、くたびれた姿や表情は入院している方を辛い気持ちにさせてしまいます。
お見舞いに行くときはなかなかウキウキした気持ちで行くのは難しいですよね。でもおしゃれをして行くだけで少し心が軽くなりますし、入院している方も楽しみが増えると思います。
勉強になるなぁ~
たくさんのレシピが載っています
長ネギのグラタン、りんごと胡桃の入った素朴なケーキ、フルーツのグラタン、ココアのシャーベット、ギリシャのパイ、レモンサブレなどなど読むだけでも美味しそうなレシピが載っています。
「作り方は簡単です」と書いてあっても、ズボラな私からすると、なかなか手が込んでいるものが多くて、丁寧に作るから美味しいのだよなぁ。やっぱりこの方は素敵だなぁと思いました。
作ったりできる人って「カンタンだよ!」っていうのよね~
おわりに
「とと姉ちゃん」というNHKの朝のドラマがあったのを覚えていますか?私は、1回くらいしか見たことがないので知りませんでしたが、とと姉ちゃんはこの本の著者である、大橋さんがモチーフとなっているそうです。
とと姉ちゃん見てみようかな、と思いました🎵